心屋(ゆっくりと自分らしく)

その時々に自分が興味を持った事を取り上げます。息抜きにどうぞ

その道に

バランス


誰に会いたいのか

誰を待っているのか

長い道のりの旅の道すがら

振り返り振り返り

知らない人に会う為に

一人で歩いていると感じている

広がる風景に馴染んでいる

遠くの過去が霞む

歩く度に目標を変えている

もっと高い山に、もっと広い大地に、もっと明るいひかりへ

軌跡は世界に残らない

幻の出来事の連続と真実の連続

有る日、突然世界は広がり、他の道が見え始める

そこに歩む人々が見える

二つ、三つ、幾百、幾千、幾万道は重なって広がり進む

人は歩んでいる

誰も彼も皆同じだ、そして皆違う、その道に

危うくもしっかりと歩んでいる

笑っている、泣いている


誰に会いたいのか

もう誰にでも会える、道は繋がっている

そこにほら、手を伸ばせばもう届く

ほら、もう届く


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居残り星

秋枯れと光1


朝早くの空に残っている星を見つけ

男は呟く、「一番星」が有るから

あの星も愛称が有るのだろうか

「残り星」、東の空に輝く星をそう名付ける

いや「居残り星」の方が良いか

朝焼けに輝く「居残り星」

職場への短い道のりの間に

吐く息が白くたなびく自転車で

疾走しながら朝焼けの中に時間残り少なく

輝く「居残り星」に自分を見つける

もうすぐ朝が開ける様に

新しい時代が何時も開けて行く

古い時代を支えた男も「居残り星」になる様に

最後の力を振り絞り

赤く焼ける空に一段と輝く証を残し

明るさとともに消えて行く

終わりゆく自分の世代を感じながら

そんな冬の空に男は生きる喜びを感じる
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